(本ワークショップはからだ部勉強会vol.8にあたります)
今回はみなと横浜でプログラムを開催しました。
青剣のリードからワークが始まります。
あそぶ
コチョコチョしあう
ペアで背中合わせになったまま鬼ごっこ
へび鬼
ネームトス
ツンデレ
部長のワークは、ここでいったん終了。
☆ ここからは伊藤キムさんに託します。
『病める舞姫』について理解を深めるためのお話し。
そして、からだを動かしてみます。
脱力ジャンプ。軽く上下にジャンプ・つま先が床から離れない程度に。
からだの中をからっぽにして力を抜く。
脱力ジャンプのイメージは、タオル。
形に縛りが無い。自由。
呼吸を長くして、腕の脱力感が他の場所にも波及していくように。
例えば、ペットボトルには形(型?)がある。その中の水には形が無い。
ペットボトルは日常。中の水やタオルは非日常のイメージ。
日常に毒されていない子供は水。
目指すのはペットボトルの中の水。
縛りを解放していく。リズム・脚を置く位置。
出来るだけいい加減に。しっかりやろうとしない。
ちょっと元気の良い酔っ払いみたいに。
コツは、何も考えない・ばかになる・だらぁ~んとして・頭の中ぽかんとする。
脱力ジャンプをして疲れたら、歩く。また脱力ジャンプ、歩く。の繰り返し。
いまのからだの状態は?どんな感じ?という問いと答えを何度も繰り返しながら進めていく。
重心はどこにある?そんな確認をしながら。
足裏をぴったり床に張り付けたところから少し浮かせてやると、もう少し行ける。大きく動ける
一番大事なことは、自分でやらないこと。
自分以外の何かが自分の身体に何か影響を及ぼしていて、その働きかけによって自分の身体が動かされている状態をつくる。
丹田の下にゴルフボールが入っていて、それが勝手に動く感じ。
動かされている・翻弄されている・もてあそばれている。
腕の重さが無くなり・ふわふわと浮遊したままになる。
からだの隙間を開いていく。
ふだん隠れているところが、外側にあばき出されていくイメージ
と。ここまでがウォーミングアップ。
しばし休憩。
『病める舞姫』から抜き出した・三つのフレーズ
・ときどきからだに呑みこまれかかったり、からだのなかに沈んでいくようにも眺められるが、あれは自分のからだを潜り抜けようとして苦しんでいるのだ。
・ときにはまわりのひとより一回りも大きな棒になって揺らいでいた。
・私は空気に手を入れて、そこに内臓を忍びこませようなどとわけのわからないこともしていた。
土方巽『病める舞姫』より
『病める舞姫』は、全てがわけのわからない本。
土方本人の体験?あるいは夢?どうとらえたら良いのかわからない。
ストーリーも無く、時間の流れも曖昧。
読んでいると、だだっ広い海に放り込まれて泳いでいるみたいな感じになる。
そして、踊る人にとってはバイブルのような書物。という説明がありました。
さぁ。やってみよう。と言われても、難解すぎて笑ってしまいます。
5分ぐらい自由に解釈して動いてみる
具体的なイメージとつなげながら動いてみる。
空気に手をいれて…どう入れる?
押し入れに積み上げられた布団の間の冷たい隙間に手を差し込んでいくような…イメージ
腎臓あたりでいってみましょう。
具体的なイメージを持ちながら動くと、実感をもった表現につながる。
内臓…もっと慎重に扱わないと壊れてしまうイメージで。
かからだに呑みこまれかかったり、
からだのなかに沈んでいき
潜り抜ける
何度も何度も、今なにを感じたかのヒアリングを繰り返す
そしてまた、やってみる。
潜り抜けた先で、また潜る。潜り抜けた先で、また潜る。あちこち探って、また潜り抜け・・・。
そしてキムさんのワークは終了。
伊藤キムさん。ありがとうございました。
しばしの休憩をはさみ
☆ 青剣が終わりのワークを行います。
一本の樹にもたれるようにして
きがるね
そして ふりかえり
ワークショップ後に行ったアンケートも含めて
おなかがすいた・ダンス初心者だけど振付が無くて良かった・きつかった・アイスブレイクが楽しかった・新しい感覚・・・などなど、たくさんの感想をいただきました。
からだ部勉強会Vol.8
伊藤キム×からだ部 あなただけのダンス道場は参加者のみなさまの支えを持ちまして無事終了いたしました。感謝です。
参加してくださったみなさま・伊藤キムさん・本当にありがとうございました
日時 2018年6月16日(土) 18:00~21:30
場所 神奈川県立青少年センター3階 練習室
受講者 16名
ファシリテーター 青剣 伊藤キム
写真・レポート作成 からだ部
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