身体をつかったコミュニケーション・プログラムレポート 2019/5/21



(本レポートは、実際にどのようなプログラムを行なったのかを振り返るために作成しております。)


今回は、ご縁をいただき、約80名の学生たちに向けて、身体を使ったコミュニケーションのプログラムを実施させていただきました。


まずは皆さんに、指先を合わせてのご挨拶。

この時、お互いの名前も交換します。(ETタッチ)



ブラインドウォーク

目をつぶった前の人を、後ろの人が押して、自由に歩かせて行きます。



二人鬼

ペアを作り、背中を合わせたまま、鬼ごっこをします。

逃げたり、追いかけたりする途中で、背中が外れたらアウト。



背中交換

ペア同士で、背中をくっつけて、新しいペアを作ります。


信頼を築きあうワーク (倒れる人・支える人)

一人が後ろへ倒れます。

それを、もう一人が、ちゃんと支えてあげます。


手と手が一つ

まず、お互いの手のひらを押し合います。

すると「つながる」感じが生まれます。

この「つながった」感じを維持したまま自由に動きます。


手で相手を導く

手のつながりが生まれたところで。

今度はペアで、導く人と、導かれる人の役割を決めます。

導く人の、上向きにした手のひらに、導かれる人は手を乗せます。

そして一緒に歩きます。

導く人は、周りの環境と相手の歩調を想像して、丁寧に先導します。



まねあいっこ

お互いが向き合ってお互いの動きを真似あいます。

その際、動く手前の手前を、よく観察するようにしてもらいます。


相手の答えをそのまま答えよう(一字一句変えずに)

体育館のフロアーにいろんなものを置きます。

一人が、そのうちの一つを指差し、「これは何?」と質問します。

「これは◯◯ですよ。」と相手は答えます。質問者は、回答者の「これは◯◯ですよ」の◯◯に当たる部分をそのままちゃんと答えてあげます。

ただ、それだけのことを何回か繰り返したのち、役割を交代します。



コトバのイメージを足して触れてみる

ペアになり、それぞれの身体を、交互にペタペタと触れます。

その後、「冷たく」触る。「怒って」触る。優しく「触る」。

と、コトバのイメージを加えて、触れて行きます。

それによる、触り方の変化を、みなの肌で観察してみます。


いっぺんにいろんなことをやったため、

実技の終わりに少し静かになる時間を作ります。

みんなで、体育館の中央の輪に集い、背中合わせになります。

このとき、皆さんには一本の「樹」を想像してもらいました。

少しの間、人をやめて、みんなで「樹」になる時間を味わいます。

そしてお互いに接したまましばらく座ります。(きがるね)



休憩




ふりかえり・気づき・発見・そしてアウトプットに向けて

車座になってもらい、

事前に用意した、

ふりかえりシートを学生のみなさんに配ります。



ワーク1 

まずは15分間。

一人で「ふりかえりシート」と向き合って、自分が感じたこと、気づいたことを、書き出してみよう。



ワーク2

約8人程度のグループを作り、各グループごとに、「身体をつかったコミュニケーションとはなんだったんだろうか?」をお題に、みんなで話しあってもらいました。

(もし、この問いが難しい場合は、自分の「感じた」ことだけをコトバで伝えるだけでも良いとも伝えます)



ワーク3

各グループごとに、どんなことを話しあったかを、学生に共有してもらいました。



先生たちの「気づき・発見」の共有


時間20分ほど余ったので、

今回このプログラムに参加いただき、

そして見守ってくださった約8〜9名の先生たちにも、

プログラムを通じて感じたことなどをお話してもらう流れになりました。






お礼




プログラムを通して、大人の自分が子どもにかえってゆく感覚や、非言語を通してつながる感覚を提供することが出来たと感じております。

日々の生活に埋もれてしまいがちな余白を、この先も各方面へと届けられるよう精進して行きたいと改めて思いました。

ほんのすこしでも、空気を入れるかえることが出来れば幸いです。


呼んでくれて、「ありがとうございました。」



日時 2019/5/21(火) 13:00〜16:10

場所 首都大学荒川キャンパス 体育館

受講者数 約80名(生徒)+ 約10名(先生方)

コーディネーター 野村亜由美

ファシリテート 青剣

写真撮影/レポート作成 からだ部

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