映画のある暮らしvol.14「ゴーストインザシェル 攻殻機動隊」

1995年のアニメ映画「GHOST IN THE SHELL」と今年の実写映画について。

じつは、実写版が公開されるまで押井守監督作品をひとつも観たことがなかったし、

ゴーストインザシェル自体にも正直興味がありませんでした。


ロボットものは機会が全部同じに見えちゃうし、

SFは小難しくて理解するのに時間がかかるしで

苦手分野かなって偏見を持ってたんですよね。

でも普通にも白かったのでご紹介!

強烈な原作ファンにとっては実写版に対して

厳しい批評を持っている人もいるみたいだけど、ちゃんと楽しめました。

何よりテーマが面白いので考えさせられます。


まず、アニメ。

約20年前とは思えないほどに色褪せないかっこよさにびっくりしました。

舞台は2029年ですが、

わたしたちが住む現実世界でもテクノロジーが生活に必要不可欠となっている今、

惜しい世界への12年はもはや「フィクション」ではないのかも。

このアニメ版は多くを語りません(セリフは多いが)。

回りくどくて長いセリフ、長回しのカット、

あの不思議なBGM…

予想外に頭を使って「難しかったー」というのが正直な感想です。笑


実写版の前に観ておこうと思った程度だったのですが、

続けて2回観て、やっと内容が沁みました。

このスルメ感がたまらんのですね。きっと。


最初の光学迷彩(人体が背景と同一化する機能)のシーンからのタイトル場面が

めっっっちゃくちゃかっこ良くて!!

グッときました。

そのシーン以外では「ここが良かった!」と思った視覚的なシーンって特にないんだけど、

とにかく全体的な世界観が後を引きます。

そして何度も観たくなる…。


そして今回観た実写版。

アニメ版へのリスペクトも関阿寒もしっかり感じられたし、

ハリウッドらしーーい話の流れがわたしにとっては見やすくて良かったです。

アニメ版を観たことがない人でも楽しめそう!

こちらの実写版ではWhydunit(なぜそうなったか)が明確。

また、攻殻機動隊シリーズが一貫して持つテーマである

「人とは何か」

「自分とは何か」を正面から問いかけてきます。

でもアニメほどは哲学的すぎず、とにかく見やすい。


アクションシーンが多めだったので、

(アニメ版の神髄は残してはいながらも)

難しいことは考えずに安心して楽しめるアクション映画となっていました。


ビートたけしは終始日本語なんだけど、

同時自動翻訳されてるってことで良いんだよね。多分。


とにかく、何と言ってもスカーレット・ヨハンソンが最高です。

アジア人ではない彼女を主役に抜擢したことには

色々と大人の事情があったのかもしれないけど、

それでも彼女以外は考えられないかなぁ。。


ドン・ジョン(2013)やジャングル・ブック(2014)ではセクシーさを、

アンダー・ザ・スキン(2013)やher(2013)ではさらにセクシー要素を加え、

LUCY(2014)やアベンジャーズシリーズでは

キレキレのアクションを見せてくれました。

今回の役回りはまさに今までの集大成といった感じ。


映画の評価に関わらずとも彼女が出ているのなら観てみようかなって

思わせられてしまうのが最強の魅力。

んもう、むっちむちでしたね。たまらん!

押井監督も納得の肉感。


アニメ版での光学迷彩シーンは冒頭に出てきますが、

あれを完全再現で(!)実写版ではラストシーンに持ってきたのが良かったです、トリハダ!

あのシーンだけでも観た価値アリ。


哲学的要素は少ないものの、上手に大衆向けにアレンジされ

107分にまとめられた内容とその完成度に拍手!

なにより、「ドーストインザシェル」の世界を知るきっかけとなって良かったなー。


人間は数年で体の細胞が生まれ変わるそうで、

じゃあ、私が私であることの証明はどう示せばいいのだろう??とか

色々考えちゃいました。

脳があれば人間なのか?うーんうーーん。


絶賛!てわけじゃないけど、アニメ版だけで主、ぜひ、皆にすすめたい!!

そう囁くのよ、私のゴーストが。

【一人映画部】 若林理恵(Waka)


からだ部

からだ部とは、「からだを感じる」をコンセプトに、部員たちがモノをつくり発信する部活道である。 主な活動は、 1)メディア 2)ワークショップ 3)企画 の三つになります。

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