唄うふぐ入部。


ある日、釣ったふぐをさばこうとした時、 

 「素人が手を出すもんじゃないですぜ!」 と、

そのふぐが啖呵を切った。 


 私はたじろいだ。 


ふぐが話すとは思わなかったからだ。


だが、ネットでふぐの調理法を一夜漬けで学んだため、 

 「毒の抜き方ぐらいは知ってるさ。」 

 と、私は豪語した。 




 するとフグは鼻で笑った。 


 「毒を抜いても、オレの身は毒で染まっている。口にした瞬間お陀仏さ」  


「な、な、なにを。ふぐの分際で、生意気な」 


「あんたみたいな生ぬるい部活動をやっている甘ちゃんには耐えられない毒ですぜ」 


「バカにしやがって」 


 と、斬りかかろうとした時、そのふぐが詩を口ずさんだ。 


 ふぐの詩(正確には毒の息)に触れた私はその場で痺れた。 


 以来、私はふぐの入部を許可した。 


 ❇︎ 


 ふぐの詩もまだまだが、私だってまだまだだ。 


いいじゃないか。


それで。 


これからも人生痺れてゆこう。 


                              部長    

からだ部

からだ部とは、「からだを感じる」をコンセプトに、部員たちがモノをつくり発信する部活道である。 主な活動は、 1)メディア 2)ワークショップ 3)企画 の三つになります。

0コメント

  • 1000 / 1000