糸つむぎ



糸が意図するものは? 


 

目に見ない糸を指先からつむぎ空間に張り巡らすコト。 


そしてあたかもあるかのごとく、 

無数に張り巡らされた糸の空間で、 

わたしたちは「これはなにごとか?」と思いながらも戯れてみる。 


❇︎

 

ワークショップでは、 

一方的な答えを提案することよりも、 

参加者が自分なりに問いを持って考えるきっかけが生まれたらいいなぁ。  


そこで導き出される答えは、 

皆それぞれに違って当たり前であるけれど、 

体温のあるオンリーワンなアンサーでもあるわけですし。 


 ✴


みなさま。 

どうもこんにちは。 

からだ部部長の「青剣」です。  


からだ部vol.10にて、 

ゲストファシリテーターのあや〜んが提案したプログラムを紹介し、 

そこで感じたものを私なりの視点で言葉にします。 



 


「糸つむぎ」と部長によって勝手に名付けられたワークの流れについて。  


みんなで簡単な言葉の連想ゲームから始め、  

その後、

空間から糸をひっぱってくる動きのワークを繰り返します。 


連想ゲームの後のせいか、

バレエシューズを縫った糸、

手術でからだを縫った糸、

などと自然と連想する方もいました。 


そして紡いだ糸を周りにいる人にプレゼントするかのように届けてゆきます。 



今度は、 

すべての糸を一つに束ねてから、 

空間の端と端をつなぎ合わせるようにつなげます。 



参加者の一人から、 

「架け橋」みたいという感想が出ます。 



さらに、 

「架け橋」と名付けられた糸の束を、

 床に降ろして海苔巻のように転がします。 


  


途中で、 わたしがふざけて高くすると、 みんながそれに合わせてくださいます。 


 

最終的にみんなで万歳して終わるような感じに。 


 


 



糸になってみる



今度は自分たちが 糸になってゴロゴロと、 転がされてゆきます。 


「糸を作り・糸になる」という奇天烈な時間を、

 わたしたちは休みを入れて、ぼんやりと各自振り返ってみます。 



大の大人が、 

一体何をしているんだろうか?と、 

疑問に思ったのは私だけではないでしょう。 


我々はどこから来て、 

本当にどこに向かっているのか、 

そんな気分を味わった方もいたりして。 




 指先から糸が出る  



休みを終えた一同は、 

「指先から糸が出る人」になるよう、 

指示をいただきます。


その糸で、 

身近な人たちを巻きつけてみたり、 

さらには目に見えない無数の糸を空間に張り巡らして遊びます。 



 

そんなところで「糸つむぎ」のワークはぼんやりと終わります。 



 まとめ 


このワークを通じてわたしが感じたこと。 


ちょっと怖い比喩になりますが、 

空間に張り巡らされた無数の糸を前にして、

 「無意識に書き込まれた内なる言葉」について思いをめぐらせました。  


理由は、

遊びの中で、 

空間に張り巡らされた無数の糸を、 

わたしたちは途中から潜ったり避けたりしたからだと思います。 


つまりこのことは、 

ワークショップに限らず、 

世の中のほとんどが言葉を通じた約束事の上で成り立っている、 

そんなことを物語っているように感じたのです。


ただ、言葉は所詮「コトバ」、と軽んじられてしまうこともありますよね。 


たとえば、 

小さな約束をすっぽかされてしまった時、 

約束事として生まれたコトバはなかったものとされてしまう。 


しかし、 

実現しなかった約束のコトバは、 

ときに人のココロのうちにこびり続けてゆくことだってあります。 


ちょっとせつない話の比喩になって申し訳ありません。  


(もっともっとフツーな喩えがあればよかったのですが)


つまり、 

「意図」するものが実現しないとき、 

それは目に見えぬなんらかの力を持った「糸」として、 

人の心のうちに張り巡らされてゆくのではないでしょうか。 


そんなたくさんの経験を通して、人は、無数の糸を張り巡らして大人になる。 


たった30分のワークですが私は一人そんなことを思ったのです。  


(ワークの終わりにも感想としてそのことを私は言葉で伝えました)


 もちろんこのことは私だけの一つの答にすぎません。 


他の参加者には他の実感を伴った「何か」があったでしょう。 


さて。


今後もからだ部では、 

プログラムの中に「意図」せぬ余白を与え、 

そこから紡がれてゆく「糸」がなんであるかを多眼的に考えたいと思います。 


からだ部では、 

実感を伴って「からだで考える」ことを通じて、 

それぞれの自分のうちにある答えを見つけ出せたらなと思います。 


プログラムを担当してくださった「あや〜ん」。 


「?」を浮かべつつも笑みを浮かべて参加してくれた皆様。 


本当に、ありがとうございます。 


今後とも、からだ部をどうぞよろしく。



 からだ部部長 青剣 


からだ部

からだ部とは、「からだを感じる」をコンセプトに、部員たちがモノをつくり発信する部活道である。 主な活動は、 1)メディア 2)ワークショップ 3)企画 の三つになります。

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