素直であることがゆるやかな調和を生み出すこと


 

「正直は最大の戦略である」という言葉がある。  


社会心理学者の山岸俊男さんの「安心社会から信頼社会へ」(中央公論書)の本の中で人の行動を分析した中で見えた結論だそうです。 


この言葉と出会ったとき、素直にそうだな〜と感じつつ、つまり正直者とは素直な人ではないかなと思ったのです。 


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私の周りにも、たくさんの素直な人がおります。 


素直な人と一緒になると自分が一瞬にして楽になります。 

その理由は単純で、素直な人は自分をさらけ出して着飾ろうとしないため、

こちらも着飾ることをやめて正直な自分が剥き出されるのだと思います。 


私はこのような状態を、いつも心地よく感じていますし、そのような場を自分なりに手がけてゆこうと思っています。  


反対に、自分を押し隠して着飾ろうとする人と一緒にいると、なんだかとても疲れてしまうのですね。 


だから、そういった方々とはあまり同じ時間をともにしないよう、心がけるようにしております。  


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ちょっと私の話を少し。 


私は、ワークショップなどの場で、アイスブレイクを担当することがあります。 


(人の緊張や場の空気をやわらかくすることですね)


ワークショップなどのファシリテーターを担う際、私が大切にしていることは、自分が壇上にいる講師としての役割を早くに脱ぎ捨てて周りにいる人たちとフラットになることです。 


(これを私は「貴族から庶民への転換」と名付けおります。)  


その時必要とされるのは、自分の今の気持ちに正直になり、それを素直に伝えることではないかと思います。 


 (言葉でも行動でも) 


自分の素直な気持ちをプレゼントすること。 


これは、山岸さんの言う「正直は最大の戦略」と、ほとんどイコールだと思ったわけです。 


ただしわたしは、「最大」や「戦略」という言葉が、 消費社会や経済至上主義的な傾向の香りがするため、 自分の作る「人との豊かなつながり」の場においては、 【素直であることがゆるやかな調和を生み出す】へと意訳させてもらいました。 


 ✴ 


私は思うのです。  


どんな場であっても、 あらゆる方法や手段を考えることはとても大切ですが、 最後の最後でその場を良い方へと導くのは、人の「素直な気持ち」だと思います。 


私はこのエッセイを、 

かなり自分に向けて書きましたが、 

たまたまこの文章を読んだ方が、「ハッ」と大切な何かに気づくことができたら嬉しいです。 


おわり。 


                                  変な人 せいけん 

からだ部

からだ部とは、「からだを感じる」をコンセプトに、部員たちがモノをつくり発信する部活道である。 主な活動は、 1)メディア 2)ワークショップ 3)企画 の三つになります。

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