風虫の唄 その6(作 鈴音彩子)


ひとりもの かたり部5話目でございます。

今回はシリーズです。その1 ~ その7 まであります。

***

『水海』


結論を決めてから動くのか

動きながら結論が生まれるのか。

それとも、

動きながら一生結論とは遠い世界に生きるのか。


長い事、波をじっと見ている。

水海はとても静かだ。



その男は、ある女を愛した。


女は、風虫の唄をうたった。



男の心扉は開け放たれ、

愛しくて抱きしめたはずが


・・・女は消えていた。


冷気がしのびよる頃、

その男は、泣いた。長い事泣き続けた。

やがて

涙は水海に 男は闇に 溶けた。


(つづきはまたらいしゅう)


ひとりもの かたり部 鈴音彩子

「風虫の唄‐その6 水海」2018.7

からだ部

からだ部とは、「からだを感じる」をコンセプトに、部員たちがモノをつくり発信する部活道である。 主な活動は、 1)メディア 2)ワークショップ 3)企画 の三つになります。

0コメント

  • 1000 / 1000