お化けと子供。


写真 ふくながまさえ


以前。  

からだ部で、 

「お化けになって子供を驚かす」というワークを、 

渋澤怜さんが提案してくれた。 


からだ部勉強会vol.4 2018年2月17日のことである。


忘備録も兼ねて、 

いつか書いておこうと思って、 

月日が過ぎてしまった。  


(わたしの体内で、程よく発酵した頃合いを見計らって、取り出す時期が来たとうそぶいておきます) 


ベタ褒めになりますが、 

このワークはとても良いです。 


 理由は主に2つ。 


1) お化け、という、言葉が良い。   


お化けという言葉の風呂敷の広さに、 

西洋的なゴーストから、日本的な妖怪の類も、 

なにげなく包括している。 


どちらにでも行ける、 

という幅の広さが、  

プレイヤー(参加者)たちの内に眠った、 

創造性(想像性)を軽やかに引き出します。


 ※たとえば、エイリアンになってくださいだと、イメージの画一化が限定されて、余白を失います。


(副部長の深堀絵梨がになったお化けがなんであるかは最後までわかりませんでした)



 2) 童心性を呼び覚ます。    


まず、どんなワーク(プログラム)でも、 

わたしが一番大切だと感じるのは、 

その行為の裏側に張り付いているものになります。  


つまり、 表のメッセージよりも、 その裏に潜んでいる文脈を体感させることです。 


たぶん、 

というかきっと、 

この感覚を持ち合わせていないと、 

本当の意味での体話(対話ではありません)は出来ません。 


このお化けと子供のワークについて話を戻します。 


大人がお化けになって、 

子供たちを怖がらせる遊びは、 

どこの国でも見かけるものです。 


 が、大人同士で、 

 この手の遊びをすることは、 

 ほぼない。 


(今の社会では、そういった余白作りは、生み出されにくいです。どうも必要とされないという状況に追い込まれているのかもしれません) 


 わたしがこのワークで注目したのは、 

「お化けを怖がる子供を演じる大人」です。 


ここには、 

ある小さな、 

パラダイムシフト(逆転という意味)があります。  


遊びの基本は、 

子供が大人の生活を、 

真似る“ごっこ”が一つの原型としてあります。 


が、 大人が、 

子供を見習って、

遊ぼうとする回路(ごっこ)は、 大抵は、社会(or会社)生活を送る中で摩滅します。  


そういった意味で考えると、 

この「お化けと子供」というワークを通じて、 

大人は頭で考える前に、体感で、童心を呼び覚ますスイッチが入ります。  


この二つの要素を意訳すると、 

お化けになることの「想像性の広がり」と、 

童心性を取り戻すという「こころの柔軟体操」の二つが、 

ワークの底に通奏低音としてちゃんと流れています。 


とても、 良い、 プログラムだと改めて思います。  


(ワークの内容をサクサク説明する渋澤怜)



いつか、どこかで、こっそり使おうと思います。 



                             からだ部 部長 せいけん    

からだ部

からだ部とは、「からだを感じる」をコンセプトに、部員たちがモノをつくり発信する部活道である。 主な活動は、 1)メディア 2)ワークショップ 3)企画 の三つになります。

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