映画のある暮らしvol.3「青色」

今見ると、は…恥ずかしい!笑

告白しますが、狂ったように映画を観はじめたのは2013年あたりからなのです。

それまでは特に映画に自分の人生を捧げることもなくって、

キャストが~構成や脚本が〜とか撮影方法がどうの~っていうのも特に気にしていなくて。


すみません、実は映画の情報が乏しいなか書き始めたこのフリーペーパーです。
そういう未熟さもひっくるめて楽しんでください。笑

それでも伝えたいことは当時なりにたくさんありましたね。
「色」が印象に残る映画ってそんなにないと思うので
って、んなこたぁないでしょ!

とにかく「アデル、ブルーは熱い色」のことを語りたくて選んだ今回のラインナップ。
ただやっぱりまだスペース配分がへたで、全然書ききれていないのですが…

「アデル〜」だけを語ってもよかったのですが、
欲張りなわたしは「そういえばビッグアイズもマミーも青っぽかったな〜」と関連づけて

一気に書いてしまいました。

ちなみに今でもこのロック画面です。


アデルとエマ(こちらが青髪のほう)のカップルは、言っちゃえばすごく普通。

出会って付き合って愛し合う。

それを淡々と(プラスお洒落に)映していて、

ただそれだけといえばそれだけで、別に教訓とかないんですよね。


でもその普通さが良いんです。

しかも本編けっこう長い(3時間7分)んだけど、

人の生活を覗いているような感じなので、満足感はあるけれど長くは感じないという。


わたしが映画を好きな理由のひとつに「共感」という要素があるんですけど、

これはね、アデルの気持ちが痛いくらいにわかるから好きなんです。


「アデル~」って、それまで同性愛者だったアデルがエマと出会ってしまって

同性愛に目覚める話なんですけど。


アデルが学校で人気のイケメン先輩と付き合ってもなんだか虚ろな表情をしてたりとか、

エマに出会って動揺する瞬間とか、

本気で「好きかも…」と思う瞬間、、

キスしたいとお互いが思っているであろう絶妙の間、

気持ちが離れてゆく距離感までも、


劇場で観ていて「わかる…わかるよ!その愛おしさ!切なさ!つらさ!」と

地団駄をふみたくなりました。


アデルがダラダラなにかを食べ続けているところも見逃せない。

絶対この子流されやすいタイプだ。

しかも寂しがり。

アデルは「欲」に生きてる。

貪欲で、独占欲も強くて、よくばりで、食い意地があることが読み取れる。

しかも食べ方が汚いの。

モチャモチャ食べてる。

そりゃアンタ嫌われるわ~。

分かるわ~~~~~~~~~…


わたしは同性愛者ではないけど、「もしかして同性愛なのかも」と思ったことはあって

(異性愛者であってると思うんですけど)、

だからといって全くこれっぽっちも女性に惹かれないというわけではないし

現にわたしもエマのことをかっこいいと思っているし

こんなイケてる子わたしだって付き合いたい!


アデルはたまたまエマと出会って本当の自分に気づくんですよね。

自分の趣味趣向がいつどういう風に変わるかなんて誰にも分からなくって、

そして、そのきっかけって些細で、日常に転がっているもの。

「アデル~」は、その繊細な描写がすごくイイ~~~~。


だからこの映画、逆に言えばピンとこない人はずっとピンとこないと思います。


男と付き合って分かれて次は女?はぁ?3時間って長くない?

ダラダラしすぎじゃない?てかセックスシーン長すぎない?女同士ってキモ。


って思う人も絶対いると思う。

同性愛がムリな人は観るとしんどいと思います。


でもわたしは好き~~!!!!

それだけです。


あとね、そういう風に、

映画が伝えたいことを理解できるほど大人になってしまったのだなぁと

気づいたということもあって、観た当時、この映画は深く印象に残りました。


アデルやエマのその後の人生とか

この3時間という長丁場の意味とかをぐるぐる考えざるを得ないクセの強さもあって

この映画はオールタイムベスト入りしているのです。


ああ、「アデル~」だけでこれだけ語っちゃった。

もう、いいや。

とにかくアデル、ブルーは熱い色、超好き。


2014年に観た映画は、「青色」が印象的でした。
そんな映画を3本ご紹介したいと思います。
それぞれの映画による青色の使い方もまた異なっていて面白いですよ。
「色」が印象に残る映画ってそんなにないと思うので、なんだか美術的ですよね~。


*アデル、ブルーは熱い色
実はこの映画、2014年私的映画ランキングでトップ3入りしてます。
ごく普通な女の子アデルが、青い髪の女の子エマと恋におちるお話です。


私はこのタイトルと、主人公2人のことがたまらなく好きです。
ちょっとだらしなくて、優柔不断で、もどかしいアデルが私と重なり。
青い髪をしたたまらなくイケメンなエマなんて、
こんなんとすれ違ったら私だって好きになるわぁ…と、
アデルの同性愛への扉をドキドキしながら見守ってしまう。

3時間と長い本編ですが、彼女たちの生活を流れるように見る感じで、
「どうなるんだろう…」と、ずっと2人を見ていたくなりました。
私のiPhoneの待ちうけは今でも、2人の、すれ違い一目惚れするシーンに設定されています。

このタイトルも好きです。
見てわかるとおり、エマは青い髪をしているんですが、
それ以外にも様々なところに「青」が盛り込まれているのです。
カベとか、先生の目とか…。
で、その中でアデルへの色移りを楽しんでみてほしいです。
後半、エマの髪の色、アデルの服に注目!切ないです…。

ちなみに、エマとアデルがケンカするシーンがあるのですが、あれはアドリブなんだとか。
どちらの気持ちも分かる私としてはツラくてかわいそうで(どちらも笑)
泣きました…。

2人が愛し合う7分もの衝撃的なシーンがあるのですが
(もちろんかなり官能的なんですが)純粋でパッションがあって…
圧倒されます。

たっぷりと時間がある時、ゆっくりご鑑賞ください☺
ああ、やっぱり長くなってしまった…書き切れてないけど…


*BIG EYES
もともとティム・バートン監督が好きだった
(シザーハンズ・ビッグフィッシュは最高ですね)ので
当然見に行ったのですが、実話ということにビックリ。

特色が強いティム・バートンは、
このノンフィクションをどう映像化するのか気になるところでした。
見た感想は、一言で言うと、ちゃんとティム・バートンらしさがある、
ノンフィクションっぽくないノンフィクション。といったところでしょうか!

なぜノンフィクションっぽくない風に見えるのかというと、
ここで「青」と「赤」という色がキーになっているからです。

さきほど紹介した「アデル〜」とはうって変わってポップにお話が進んでいくので
一般ウケしやすそうなところもノンフィクションっぽくない風の理由の1つかも。

注目してほしいのは、この映画での青と赤の使い方。

60年代にアメリカで大ブームを巻きおこした、
大きな瞳の絵画たち、ビッグ・アイズ。
その絵画たちを製作していたのはウォルター・キーン…ではなく、その奥さん、
マーガレット・キーンさんがゴーストライターならぬゴーストペインターだった!
ってお話なんですけど。
旦那ウォルターは本当は全く、一切、ぜーんぜん絵が描けなくて、
マーガレットが描いた絵たちを自分の作品だとホラを吹いて
アート界の先端に立ってゆきます。

その小さな発端となるシーンから、ウォルターがつく嘘を「赤」、
マーガレットの真実を「青」として
カラーリングがなされていることに気づくかと思います。

たとえば、キーン夫妻が娘に「ママが描いた絵よ」と言われるシーン。
ウォルターはめいっぱいのひきつった笑みで「混乱してるね?パパが描いたんだぞ〜」と
返すのですが、青と赤が混在しています(←予告動画で見られます)。

この映画での青は、自由、平和とかも意味しているように思います。
マーガレットにとっての。
もう、マーガレットがんばってー!!て感じ。笑

この映画の配役も好き。エイミー・アダムス、可愛くて芯が通っていて、
でもウォルターみたいな奴にだまされそうな絶妙なフンイキもありますよね。

ウォルター役のクリストフ・ヴァルツは「おとなのけんか」での演技がスゴくて!
今回も良い感じの“イラっとする夫“をみせてくれたなぁと思います。

ラストの法廷のシーンはスカッとしますよ〜、
観たあとは、友達と存分にウォルターをディスって下さいネ。


*マミー
この監督、なんと1989年生まれなんです(グザヴィエ・ドランという人)。
2009年の「マイ・マザー」をはじめとして
Mommyまでの5作品全て注目されているという天才です。
このMommyという映画は、2014年にカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞、
グザヴィエが監督、脚本、製作すべてをこなしています。

ストーリーの舞台は、とあるカナダ。
発達障害のある子供を持つ親は、
子供を施設に入れることができるという法律が成立した…という設定。

ADHD(注意欠陥多動性症候群)であるスティーブと、
その母ダイアンは2人で暮らしていてこの法律に大きく左右される…という話。
もしも自分の子供が発達障がいを持っていたら?
私ならどうする?と考えさせられる作品ではありますが、
グザヴィエの映像はとっても美しく、
話の重さをグザヴィエ流に昇華されているのがスゴい。
どんなシーンも、
写真集のような画になるおしゃれなつくりなのもグザヴィエっぽいです。

中でもスティーブが青い空の下、スケートボードに乗っているシーン。
このシーンがきっかけで、私は部屋の壁を青く塗りました。ペンキで。

この映画、本当は大画面で見てほしいです、なんでかというと…あっ言えない!笑
でも、とあるシーンできっと感動します。
わぁっ、とスティーブの世界が広がります。

スティーブが感じる、ストレス、閉塞感。
母が思う愛、スティーブが思う愛。

愛に正解ってあるんでしょうかね。

なぐられたような衝撃を受けるというよりは、

この美しい映像、音楽、演出を通して問いかけるグザヴィエの想いに
しっとり絡みつかれるという感じ。
いろんな気持ちが交差します。

「青」というテーマっていうよりグザヴィエ推しの内容になっちゃった!
でもオススメなので見てみて下さい。
泣けるのでティッシュ片手に世界観にひたって下さい。

いかがでしたでしょうか?
次回は「トラウマ映画」か「60年代映画」どっちかについて
書こうとおもってまーす。
やっぱり紹介、1作品にしぼった方がいいのかしら〜〜〜っ。わかでした。


また半月後に!

【一人映画部】 若林理恵(Waka)


からだ部

からだ部とは、「からだを感じる」をコンセプトに、部員たちがモノをつくり発信する部活道である。 主な活動は、 1)メディア 2)ワークショップ 3)企画 の三つになります。

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