大声で相手の名前を呼ぶこと。


からだ部勉強会vol,4にて、

渋澤玲さんが提案してくれたプログラムに、

相手の名前を大声で呼ぶというものがあった。 


よくよく考えると、 このワークがとても良いものだと、 気づいた。  


たぶん、 なんで? と思う方がいると思う。 


 だって、大声で人の名前、呼ぶんだけじゃんて。 その気持ちはわかる。 


ちょっとここで、 子供達が書く作文について話す。 


例えばこんな感じの作文。  


朝、みんなで遠足、海行った。 

海で、クラゲに触れて気持ち悪い、と思った。 

みんなとたくさん笑った。 

僕、楽しかった。 


この作文を見ると、 たった4行なのだけど、 素直に伝わってくるものがある。  

たぶん、気持ちがそのまんま届く。  

大人になると、大抵、こんな文章は書けない。

 学んできた情報量が多すぎて、その整理に頭を使い、論理的な道筋の中に気持ちが薄れてしまう。。。 


ビジネス文書や公的書類がまさにそれ。 


ここからワークの話に戻すと、 「大声で相手の名前を呼ぶ」は、 そのまんまなのである。  


ひねりも駆け引きもともすると狙いもすらもない。 


つまり、

ワークショップデザインなどという難しい横文字文化で考えることなく、

シンプルな解をするりと導き出している。  


ちなみに、 

大声で誰かの名前を呼ぶシーンを想像すると、 

山とか海に向かって「○○○ばかやろ〜!」と叫ぶのが定番ではないだろうか。 


その時、その呼ばれた名前の張本人はいないパターンが多い。 


つまり、 大声で誰かに呼ばれることは、 日常においてあまり多くないことがわかる。  


前置きが長くなった。 


実施のプログラムでの私の感想を話す。  


みんなが空間の端から端へと行き、

馬鹿でかい声で呼び合うなか、 

私はプログラムを観察する意味も含めて隅の座卓の前であぐらをかいていた。 


 その時、 渋澤玲が 「せいけ〜ん」 と、叫んだ。 


この時、私はどう感じたか。 からだの内側がジュワッとなった。 


気持ちで言えば、嬉しかったし、ウキウキしたに近い。  


そして最も伝えたいのは、 相手が自分のからだの中に、 一瞬で入ってきた感じを受けた。  


そしてそのことは、 「声でも相手の中に入れるんだな、一瞬で」 という大きな発見へと繋がった。


というのも、 

からだ部の最初のワームアップでは、 

「遠慮しないでグイグイマッサージ!」するよう、 口を酸っぱくして言っている。 


実際に、 私が移動して他の人をほぐすと、 みな大抵うめき声をあげる。 


手前味噌だけど、 「うまいよね。マッサージ」 と、よく言われる。  


そりゃそうだ。

マッサージという意識や次元じゃない、 人のからだの隙間からこちらは真剣に気持ちを届けているのだから。

 届かない、わけがない!!!(ま、嫌う人もいるけどね) 


相手の実感は、そのとき、自分の手にも伝わるのもわかる。 

(その実感がない人は届いてないから言葉の確認に走りがちです。。。)  


じゃ、 私が最初に、 みんなでみんなをほぐすことで何がしたいか? 


それは他者とシンクロしたい、ただそれだけである。 


渋澤玲さんの 「大声で相手の名前を呼ぶ」 は、声というツールでそれを見事に果たした。  


ちなみに、 これまで様々なプログラムを受けてきた。 (実は結構なオタクです) 


そして自分も様々なワークを考えて作ってきた。 


が、 「大声で相手の名前を呼ぶ」 というワークはシンプルすぎて思いつかなかった。  

また、他で出会ったこともない。 (あったとしても何かが足されていたかもしれません。) 


灯台下暗しである。 


今後も、 家宝は寝て待て精神で、 何かを秘めている人にはプログラムを丸投げしたい。  


ああ。


嬉しい、と思ったのです。                 


                           からだ部部長 青剣  

からだ部

からだ部とは、「からだを感じる」をコンセプトに、部員たちがモノをつくり発信する部活道である。 主な活動は、 1)メディア 2)ワークショップ 3)企画 の三つになります。

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